石川県は、被災地の公立学校に勤務する教職員のために、穴水町に専用の仮設住宅を建設することを決めました。

教職員向けの仮設住宅が整備されるのは、穴水町の旧向洋中学校のグラウンドで、4月に着工します。

旧向洋中学校=穴水町比良、2月

この春の人事異動で奥能登2市2町の公立学校に赴任する教職員が入居する予定で、2学期が始まる今年9月までの完成を目指します。

北野喜樹教育長は19日の災害対策本部員会議で「奥能登以外のエリアから来る教職員は、家が壊れていないので、本来仮設住宅の対象になりえない。そういう方に奥能登に行ってもらうのであれば、一定の住宅を確保する必要がある」と説明し、1学期中の住まいについても調整を進めているとしました。

被災者向けは月末まで5000戸着工 目標上回る

また被災者向けの応急仮設住宅について、石川県は19日までに4486戸を着工しました。3月末までに当初目標としていた4600戸を上回り、5000戸で着工できる見込みになりました。