「赤ちゃんの重みを手放せなかった」――法廷に響いた涙の告白

母親は2022年8月下旬、当時住んでいた大阪市平野区の集合住宅の一室で、死産した女の赤ちゃんを、2026年4月9日までの約3年8カ月にわたって冷凍庫に遺棄した。

法廷で、死産した我が子への思いについて問われると、母親は涙ながらに答えた。

弁護人:「死産で生まれた子どもに名前をつけた?」
母親:「生まれてきた時に、顔を見て『ゆうな』と名前をつけました」
弁護人:「ゆうなさんが生まれてきた後、どのようなことをしましたか?」
母親:「身体をきれいに洗って、一緒に寝ました」

身体を洗って、添い寝をしたという母親。なぜ、そのまま弔うことなく、我が子を冷たい冷凍庫に入れたのか。

母親:「このままだと、ゆうなが腐敗してしまうから…娘と一緒に着せたかったドキンちゃんとコキンちゃんの服にくるんで、ポリ袋の中に入れてメッセージを書いて冷凍庫に入れました」
弁護人:「どういった気持ちからしたのですか?」
母親:「生きていたらしてあげたかったからです…本来、生まれてきてほしかった。赤ちゃんって重みがあるじゃないですか…。死んでしまったのはわかっているんですけど、骨になってしまったら軽くて、ゆうなを感じることができないじゃないですか。だから、自分のエゴで入れてしまった…」