大阪観光局は30日の会見で、先月、大阪を訪れた外国人観光客(インバウンド)が去年と比較して減少し、「非常に厳しい」と明らかにしました。
大阪観光局によりますと、イタリア・スペインからの観光客は単月過去最高数を更新。さらに韓国・台湾・香港・マレーシア・インドネシア・インド・フランス・ロシア・アメリカの9つの国と地域で、8月における過去最高数を記録しました。夏の長期休暇や円安が主な要因だと考えられるということです。
一方、日中関係の冷え込みが続く中、中国からの観光客は25.4万人で、去年の同じ月の約41%でした。
中国からの大阪への観光客が大きく減少した影響を受けて、インバウンドの全体数は去年の同じ月と比較して約10%減少し、今年1月から8月までのインバウンドの合計数では、全国平均を4.2%下回る結果となりました。
大阪観光局の溝畑宏理事長は「中国も政治と経済交流は別だ。政治と切り離して交流していくべきだ。いつでも復活できるように準備を粛々と進めていく」と述べました。
観光局は、「中国からの観光客数回復は見込めない」としたうえで、距離が近く、大阪行きの航空機の便が多い韓国・台湾・香港などの東アジア圏や、近年、観光客数が増えているハンガリーなどの中・東欧地域、メキシコ・ブラジルなどの中・南米地域からの観光客の増加を期待しているということです。
9月以降の行楽シーズンは、8月に比べて過ごしやすい気候となり、インバウンドの増加が見込まれるということです。











