遺族と企業の“海外派遣者の健康と安全を守る”マニュアルを共同作成

 憤りの感情を封印し、直美さんは会社側に対し「海外派遣者の健康と安全を守るためのマニュアルを共同で作らないか」と提案したのです。

 最初は慎重な姿勢を崩さなかった会社側ですが、話し合いを重ねるにつれ徐々に前向きな姿勢に転じていったといいます。

(上田直美さん)「気持ちが合ってきてからは、割とスピード感速いですよね?」
(岩城穣弁護士)「会社のマニュアルを(過労死遺族と)一緒に作ろうというのは、かなり異例だと思うんです。(再発防止だけではなく)“会社にもプラスになる話でしょ”という両面で、会社の対応が悪くない方向になってきたのかなと」