21日は、二十四節気の一つ『夏至』、一年で最も昼が長い日です。小雨が降る中、高知県四万十市ではハンゲショウの葉が一部分だけ白くなり夏の訪れを告げています。

葉が白くなっているのはドクダミ科の多年草、「ハンゲショウ」です。「ハンゲショウ」はこの時期に穂のような白い花を咲かせ、花の周辺の葉だけが緑から白へと変わります。

21日は二十四節気の『夏至』。夏至の翌日から数えて11日目と、7月7日・『七夕』の前日までを『半夏生』と呼び、植物のハンゲショウは、この時期に花を咲かせることや、白粉を半分塗って化粧をしたように見えること(半化粧)が名前の由来といわれています。和名では『カタシログサ』と呼ばれ、夏の季語にもなっています。

白くなった葉は、花が咲き終わる7月上旬に再び緑に戻っていきます。