高知県黒潮町の海岸で、30日、“特殊な車両”を使って砂浜のごみを集める清掃活動が行われました。

砂浜を颯爽と走るのは、本田技研工業が開発した、砂浜を清掃するための車両「Hondaビーチクリーナー」です。砂浜などを走行できる「全地形走行車」を使って、Hondaが独自開発した機材(クリーナー)を牽引してごみを回収します。

清掃活動は、高知県内の「Honda Cars」8社から成る「高知ホンダ会」が、「素足で歩ける砂浜を次世代に」をスローガンに、自治体が実施する一斉清掃に合わせて行いました。

「ビーチクリーナー」での作業は2つの行程で行われ、初めに、金属製の熊手が取り付けられた車両で砂を掘り起こしながら、地中に埋もれたごみを回収していきます。

そして通称「バタバタ」と呼ばれる装置をけん引。地表のごみと砂を同時に跳ね上げて回収した後、砂をふるい落として分別し、小さなごみを集めます。

◆Honda Cars 須崎 後藤眞良 社長
「『ビーチクリーン』自体は、人の力がほとんどなんですけど、本田の技術でさらに細かい所のゴミを拾うことが出来る点で、ビーチクリーン活動を行っている」

主催した「高知ホンダ会」は、今後も美しい砂浜を次世代に引き継ぐ活動に貢献していきたいとしています。