高知県越知町を通る国道33号越知道路の一部区間で、バイパスが開通しました。
バイパスが開通したのは、国道33号・越知道路の一部区間です。
国は、2011年から越知町の野老山(ところやま)から横倉(よこぐら)までのおよそ3キロメートルの区間で工事を行っていて、このうち横倉側のおよそ1.8キロメートルの区間が開通しました。残りの区間もすでに通行できる状態で、のり面の工事を残すのみです。
この開通により、地すべりや落石など土砂災害の危険がある場所や急カーブがある場所を通らなくても良くなり安全性が高まりました。
10日に開通を記念して開かれたセレモニーでは、越知中学校の吹奏楽部による演奏が披露されたほか、式典の参加者らが実際にバイパスを走行する「通り初め」が行われました。
■土佐国道事務所 森山崇(もりやま・しゅう)事務所長
「今年は『らんまん』も始まったということで、高知県に多くの観光客が訪れると思うが、そういった観光客の方々の安全安心につながると思いますのでたくさん道路を使っていただきたい」
また、越知町はバイパスの開通により町民同士の地域交流がより活発になることも期待しています。