新型コロナの感染法上の位置づけが来月、「5類」に移行されます。高知県は対策本部会議で、移行後の対応方針を決めました。
5月8日に新型コロナが5類に移行されると、その位置づけは季節性のインフルエンザと同じになり、幅広い医療機関での対応が可能になります。
21日開かれた県の対策本部会議では、9月末にかけて行う医療体制などの移行計画が確認されました。移行後の医療体制については、外来対応は25増えて300に、入院対応は、これまでの28病院から県内すべての119病院に増やす方針です。
最大確保病床数は重症・中等症患者に重点を置き、178床に減少。入院の調整はこれまで行政が行っていましたが、原則、医療機関同士で行うことになります。また、個別の感染対策については…
(濵田省司知事)
「県民皆さん一人一人個人の判断、事業者の方々の判断で必要と考えられる感染対策を行っていただくということに発想、大きな基本的な考え方を切り替えていくことになる」
このほか、県の対策本部会議やステージ分類は廃止に。「あんしん会食推進の店」の制度も終了します。濃厚接触者の特定、外出自粛の要請も行わないとしています。