サッカー、高知ユナイテッドSCを応援する新コーナー!三上萌々アナウンサーがお伝えします。

いよいよ来月、JFL、2023年のシーズンが開幕します!このコーナーでは、もっと応援したくなる『高知ユナイテッドの素顔』やサッカー自体をあまり知らないという人向けに、『観戦の楽しみ方』などを毎週木曜日にお伝えしていきます。
まずはこちら、「Jリーグ入りの条件」をおさらいしていきましょう。

日本のプロサッカーリーグ=JリーグはJ1、J2、J3からなります。現在高知ユナイテッドが所属しているのがJFL。高知は、J3への昇格=”Jリーグ入り”を目指しています。昇格の条件が、次の2つです。

(1)JFLのシーズン最終順位が『2位以内』になること。
(2)ホーム戦の平均来場者数・2000人を目指していること。

1つ目の順位の条件を詳しく見ていきましょう。まずこちらが、昨シーズンの順位表です。高知は、16チーム中11位という結果でしたね。昨シーズン1位だった「奈良クラブ」と2位だった「FC大阪」はJ3への昇格を果たしました。

Jリーグ入りの条件は順位だけではありません。こちら、「ホーム戦の平均来場者数・2000人を目指していること」。高知の昨シーズンの平均来場者数は920人でした。

つまり、Jリーグ入りには皆さんのより多くの応援が必要というわけです。実際Jリーグ入りについて吉本監督や選手はどのような思いで取り組んでいるのか、直接聞いてきました。
(三上萌々アナウンサー)
「昇格に向けて現実的にどう目指していきたいというビジョンはありますか?」
(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「目標がある分、そこに到達することはできると思う。だからこそ毎日100%トレーニングをつなげて、1日1日『プラス1%』、何かを得てほしい。それをつなげていくことでJ3昇格につながると思う。目の前の1試合をどれだけ本気で勝利に、勝ちにつなげていくか。毎試合、勝ち点3を獲りにいきたい」

(高知ユナイテッドSC 横竹翔 選手)
「1位を獲って昇格というのが1番気持ちいいJ3昇格だと思うので、『一番上を目指して戦っていく』そこだけを考えて1試合1試合を積み重ねていきたい。今シーズン違うぞ、やってやるぞというところを見せられるように戦いたい」

実際取材に行くと口をそろえて、「今年こそは」「勝負の年だ」と話しているのが印象的でした。高知ではこれまでJリーグチームがあったことはありません。1993年の開幕以来、高知ユナイテッドがJリーグ入りを果たせば県内初の快挙となるわけです。

では、Jリーグ入りを果たすとどの程度経済効果があるんでしょうか。参考までに、同じ四国の香川のチームが昇格した年には、およそ7億4000万円の経済効果があったといいます。

Jリーグとなれば県外からの観戦も増えるでしょうから経済効果は大きいですね。自分たちの住む場所にJリーグのチームがあるというのは子どもたちにも夢を与えてくれると思います。そのためにも多くの県民の応援がカギとなりますね。
ということでここからは、もっと応援したくなる『チームの素顔』を紹介する、題して、「“推し”を探せ!ユナイテッド選手名鑑」。