新型コロナウイルスについて、新たに高知県内で1088人の感染が確認されました。また、高齢の男女2人の死亡も報告されています。県は年末年始に救急医療が確保できなくなる、危機的な状況に陥りつつあるとみています。

感染が確認されたのは、0歳から90歳以上までの1088人です。年代別では、40代が190人、10代が177人、70歳以上が139人、30代が138人などとなっています。新たなクラスターは、安芸管内と幡多管内の3つの高齢者施設で確認されています。また、医療機関で療養していた80代の男性と70代の女性が死亡しました。いずれも基礎疾患があったということです。県内の感染確認は、累計で13万548人となりました。182人が入院していて、重症が5人、中等症が39人です。病床の占有率は54.7%で、対応の目安は、「対策強化」となっています。

県は、「通常診療や救急医療の制限が拡がっていて、地域の医療体制はひっ迫している。この状況が続けば、年末年始の救急医療が確保できなくなる、危機的な状況に陥りつつある」とし、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

四国の他県の感染状況です。愛媛で2489人、香川で1463人、徳島で1081人の感染が確認されています。