高知県内では未明から断続的に雪が降り、中部では記録的な大雪となっているところがあります。県内には4年10か月ぶりとなる大雪警報が発表されていて、気象台は厳重な警戒を呼びかけています。

四国地方は強い冬型の気圧配置となり上空に強い寒気が流れ込んでいて、未明から雪が降り続いています。高知市などの市街地では記録的な大雪となっていて、午前8時に観測史上最高となる14センチの積雪を観測しました。

現在、高知市、土佐市、須崎市など10市町村(高知市、土佐市、須崎市、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、梼原町、日高村、津野町)に大雪警報が発表されています。県内に大雪警報が発表されたのは2018年2月以来、4年10か月ぶりです。

気象台は積雪や路面の凍結による長時間の交通障害、集落の孤立に警戒するとともに、農業用ハウスや老朽化した建築物などの倒壊、屋根からの落雪に注意するよう呼び掛けています。

24日の明け方にかけて中部、西部では山間部を中心に大雪となり、平野部でも大雪となる所がある見込みです。とくに23日夜遅くにかけて厳重に警戒してください。24日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで平野部で5センチ、山間部で20センチとなっています。

交通機関への影響です。JR土讃線は大雪のため特急あしずりと普通列車が終日、運転見合わせとなっています。また24日も中村発の特急あしずり2号が窪川ー高知間の運転見合わせを決めています。

空の便は午前中欠航となった便がありましたが午後からは通常どおり運航しています。

高知自動車道は伊野IC~須崎西IC、高知南国道路は高知IC~高知龍馬空港ICの区間の上下線で通行止めが続いています。

また、国道33号越知町横倉~仁淀川町橘、国道56号土佐市鷹ノ巣~須崎市吾井郷、国道494号佐川町斗賀野~須崎市吾井郷乙などの区間も通行止めとなっています。
