大雪の翌朝は、路面の凍結に注意、警戒が必要です。凍りやすい場所や、車で走行する際の注意点を、JAFに聞きました。
路面が凍結しやすい条件や場所は?
冬に雨や雪が降った翌朝、冷え込みが厳しいとき、凍結に注意してください。地熱がなく、吹きさらしの上にあることになる『橋』、『日かげ』、『トンネルとトンネルの間』、『風のふきだまり』などが凍結しやすい場所です。どうしてこんな場所が?という、思わぬところが凍結するケースもありますので、注意してください。

出発前の注意点は?
車に雪が積もっていた場合、フロントガラスの雪を取り除くと思いますが、取り除いてから走り出しても、再び凍結することがあります。早めに車内を温めることも気にかけておいてください。車の屋根に積もった雪は、ブレーキをかけたときにフロントガラスに雪崩のように落ちてきて、視界を塞ぐことがあります。こちらも取り除いてから出発してください。

車で走行する際の注意点は?
急な車線変更、急ハンドル、急ブレーキ、急アクセル、とにかく『急』がつく運転はさけ、慎重な運転を心がけるようにしてください。前の車との車間距離を長めににとることも大切です。タイヤは、スタッドレスタイヤやチェーンの装着を。発進時には、ゆっくりとアクセルをふむようにしてください。
一見、ぬれたアスファルトのように黒く見えるのに、実は凍りついている「ブラックアイスバーン」という凍結の仕方もあります。「ブラックアイスバーン」では滑ることを前提にした慎重な運転(予測運転)が必要となります。『急』のつく動作は厳禁です。
(JAF高知支部に取材)

2022年12月23日、高知県では約5年ぶりに大雪警報が発表され、高知市では、観測史上1位となる、14センチの積雪となりました。日ごろから雪に慣れていない人が多く、雪道用のタイヤを準備していない人もいるかもしれません。気象台や市町村が発表する情報をチェックしながら、慎重な行動が必要です。