「アンパンマン」の生みの親、漫画家・やなせたかしさんが、百貨店「三越」で働いていた時代を紹介する企画展が開かれています。今や三越のシンボルとも言える「包装紙」のロゴも、やなせたかしさんが手掛けています。

やなせたかしさんの故郷・高知県香美市の「アンパンマンミュージアム」に隣接する「保健福祉センター香北」では、特別展「やなせたかしと三越」が開かれています。

やなせさんは1947年から、東京・日本橋に本店がある百貨店「三越」の宣伝部でグラフィックデザイナーとして働いていました。企画展の会場では、三越で勤務していたやなせさんが手がけたポスターや、社内報の挿絵、マンガなどが紹介されています。

展示パネルによると、若い頃のやなせさんは「温和そうに見えても性格がひねくれていて頑固で、自由主義で束縛を嫌がったので、非常に使いにくいツッパリ社員だった」といいます。

そんなやなせさんは三越の社員時代、「包装紙」のデザインにも携わっています。