午前8時半 診療開始

午前8時半、診療開始。

▼高知赤十字病院内視鏡センター 内多訓久医師
「きょうは(予約は)46」ちょっと忙しいかもしれない」

予約の診療に緊急の処置なども加わる忙しさの中、業務をこなしながら若手医師に処置の方法についてレクチャーします。

若手医師に処置の方法についてレクチャー

「これ今一番きれいに撮れるカメラ、世界で」
「これが電気メスですね、先端が大体2ミリ」

緊張感漂う手術室でも指導が行われる

午後4時、緊張感漂う手術室でも指導は行われます。

▼高知赤十字病院内視鏡センター 内多訓久医師
「そうそうそう、一回出して吸ってごらん」

まずは言葉で伝え、必要なときだけ手を差し伸べるのが内多医師流の指導です。

必要な時だけ手を差し伸べるのが内多医師流の指導

▼高知赤十字病院内視鏡センター 内多訓久医師
「最初に若い先生にやってもらって、あとで僕が取り残しがないようにもう一回再確認。最初から僕がやっちゃうと育たないので、しっかり主治医である若い先生がやるのが基本」

こうした指導で培った技術で、困っている人を助けることが医師たちの原動力です。

内視鏡センター6年目 横川彩子医師

▼高知赤十字病院内視鏡センター6年目 横川彩子医師
Qやりがいは
「手技の上達が目に見えてわかったときですかね。ずっとここでやってきているので、以前にできなかった手技ができるようになったときは達成感がある」

中には、勤務が終わった後も患者のデータを確認したり、ほかの医師のサポートに回る若手もいます。

▼高知赤十字病院内視鏡センター4年目 東龍希医師
「これだけ拡大内視鏡とか、カメラがそろっているところもそんなに多くはないと思いますし、先生に直接教えていただけるところも魅力ですし、早くから経験を積めるところはいいと思います」

医師不足を個々のスキルの向上で補う

チームが1日に診る患者は多い日は50人を超えます。そのような中、各々のスキルを磨くひたむきな努力が、高知県内の医療を未来につなぎます。