高知市の幼稚園でカツオのたたき体験が行われました。幼い頃から魚に親しむことで、子どもたちに高知の魚を好きになってほしいという取り組みです。

子どもたちが持ち上げているのは、一尾およそ7キロある大きく太ったカツオ。高知市のもみのき幼稚園では毎年、市内の飲食店「室戸屋ジロー」協力のもと、カツオのたたきを食べる食育の授業を行なっています。授業のスタートは、カツオを捌くところから。

大人のサポートを受けながら子どもたちも包丁を握り、三枚に下ろしていきます。難しいところは園長が捌きました。

準備が整ったら藁で焼いていきます。
(園児)
「ドキドキする」

やけどしないよう気をつけながら挑戦しました。最後は室戸屋ジローの山本代表がきれいに盛り付けて完成です。

自分たちでつくったカツオのたたきとお米。そしてカツオのアラ汁がきょうのお昼ご飯です。

室戸屋ジローの山本代表によりますと、きょうのカツオは須崎市で揚がったもので、戻りガツオというには少し時期が早いものの十分脂が乗っているといいます。
(園児)
「おいしい」
「(塩が)ジャリジャリしてるけどおいしい」
「梅干しっぽい味でおいしい」
「家でカツオ食べたことないお家で。おいしかった」
(室戸屋ジロー 山本二郎 代表)
「魚好きが増えてくれたらいいなという思いでやっています。魚が食べられなかったけど食べられるようになった、大好きになったという子がいたので、また来年もできればなと」
このほかにも園では米作りや野菜作りも行なっていて、今後も子どもたちが食に興味を持てるような授業を続けていきたいとしています。