残暑はまだまだ続きますが、秋の味覚がまもなく本格的な収穫の時期を迎えます。高知市で新高梨の目慣らし会と食味会が行われ、生産者らが2025年の出来を確かめました。
高知の秋の味覚の代表格といえば、新高梨!針木梨組合では、毎年、本格的な収穫を前に、見た目と味を確かめて出荷の際の品質を一定にする目慣らし会と食味会を行っています。18日は、地元の梨農家や青果店の関係者らが集まりました。

(青果の堀田 堀田昌也 社長)
「全体的にそんな悪くない。そこそこのレベルで平年並みか、もうちょっと上か」

(リポート 榎本優樹 アナウンサー)
「新高梨いただきます。ジューシー!シャキシャキ感とこの甘み、新高梨の特徴がしっかり出ていて、まさに季節は秋ですね」

針木梨組合によりますと、2024年はカメムシにより1割ほどの梨が被害を受けましたが、2025年はほとんど被害がなかったということです。また、暑さに弱い新高梨ですが猛暑の影響は少なく、平均のサイズは2024年よりも大きい800グラムほどだといいます。
(針木梨組合 石黒康誠 組合長)
「今のところ非常に順調に育ってきているのかなと思っています。家族みなさんで楽しく召し上がっていただきたいと思います」

秋の味覚、新高梨は、来週ごろから本格的な収穫が始まり、直販所などで販売されます。
実全体が均一に黄色で、下側の形がきれいな丸型のものがおいしい梨だということです。バナナなどのように収穫後に熟れることはないということで、購入する際に気を付けて見てみると、おいしい梨に出会えるかもしれません。