濵村さんが巨人に在籍したのは、1971~72年の2年間。現役を引退してからは長嶋さんに会っていないそうですが、テレビで長嶋さんが映るのを楽しみにしていたといいます。

それほど慕っていた長嶋さんの突然の訃報に、目に涙を浮かべながら取材に応じてくれた濵村さん。今、改めて長嶋さんに贈りたい言葉があるといいます。

Q.いま、長嶋さんに言葉をかけるなら、どんな言葉を贈りたい?
◆濵村孝さん
「それは『ありがとうございました』しかないですよね。私が小学生の時に長嶋さんが巨人に入って、みんな、あの当時の子供たちは『背番号3』を背中に書いてもらって野球を始めたという選手が大半ですから。僕もそうやって、たまたまプロ野球選手になれた」

◆濵村孝さん
「まして僕は、当時は田舎だった福岡から人気球団のジャイアンツに行って…。観客の少ないパ・リーグでやりよったのが、4万人も5万人も入る後楽園球場でやって、しかも長嶋さんの横・ショートでやらせてもろて…。だからもう“感謝の気持ち”しかないですね、『ありがとうございました』と」