高知県黒潮町にある、コロナ禍に休業していた温泉施設がリニューアルされ、25日にオープンします。黒潮町の賑わいを支える施設としての役割が期待されています。
黒潮町拳ノ川にある「土佐佐賀温泉こぶしのさと」はコロナ禍や燃料高騰の影響を受けて2022年1月から休業していました。2023年、地域活性化に役立ててもらいたいと経営する建設会社が土地と建物を町に寄付。このほど、新たな管理者に引き継がれ「きらくに、ご湯っくり」をコンセプトにリニューアルすることになりました。

(黒潮町 大西勝也 町長)
「町にとりましても大きなチャレンジとはなりますが温泉を中心に人が集う場を創出し、にぎわいを支える交流施設となるよう有効に活用してまいります」

とろみがあって泉質の良い土佐佐賀温泉は「美人の湯」ともいわれています。レストランでは地域の食材を使った料理が提供される予定で建物の2階には宿泊も可能です。



(Founding Base 多胡友規 観光事業部長)
「地域の方に引き続き愛されるような場所にしていきたいというところと、ハブのような役割としてこの場所で黒潮町を体現できるような観光体験を提供できればというふうに考えています」

(プレオープンに訪れた人は)
「やっぱりね、地元にね、こういうところがないと、ますます人口も減ってね、さみしくなっているので」
「都会で暮らす子供たちが帰省した際に、一緒にご飯を食べにきてもええし」
(Q.美人の湯にも入りますか?)
「そりゃこれ以上きれいになったらおおごと!」

グランドオープンは4月25日です。災害時には避難所としても利用される予定です。
