20日午後、南国警察署に「子どもが刃物を持った人物を見たと言っている」と通報がありました。不審者情報があった小学校では、児童を保護者に直接引き渡すなどの対応をとっています。

不審者の情報が寄せられたのは高知県南国市の大篠小学校付近です。南国警察署によりますと、20日午後2時45分ごろ、保護者から「子どもが刃物を持った人物を見たと言っている」と通報がありました。

警察が児童に話を聞くと「手に光るものを持っていた」と話したということです。学校では、3年生以上の児童全員を体育館に移動させ、直接、保護者に引き渡す対応をとっているということです。また、警察は付近をパトロールするなどしています。

(保護者)
「学校から(LINEの連絡で)『刃物を持った人が学校付近で目撃されたから迎えに来てください』と言われて、迎えに来ました」

(児童)
「(まわりの友人は)一時は『怖い』と言っていたけど、今は『早く帰りたい』とか…、『怖い』とは言っていないけど『早く帰りたい』とは言っています」

現場から、野中記者に伝えてもらいます。野中さん。

(リポート 野中麟太郎 記者)
「大篠小学校の西門前にいます。私は午後4時半ごろからこちらで取材をしています。現時点で、不審者について詳しい情報はまだ入っていませんが、現場付近では学校周辺をパトロールするパトカーを何台も見たほか、保護者が不安げな表情で子どもを迎えに来る場面もありました」

「保護者の方に話を聞いたところ、『先日、福岡で子どもが刃物で刺される事件があったので怖い』と話していました。門の付近では、さすまたを持って警戒する関係者の様子も見られました。学校内にはまだ児童が残っているということです。警察は引き続き、警戒と不審者の捜索にあたるということです。以上、南国市からお伝えしました」