2024年9月、高知県で乗用車が対向車線の車と衝突し、1歳の男の子が死亡した事故で、事故を起こした男の初公判が開かれました。男は「事故で死亡させたことは事実だが、事故の少し前から記憶がない」と証言しました。
過失運転致死傷の罪に問われているのは、高知市瀬戸東町の無職、竹﨑壽洋被告(61)です。
起訴内容によりますと、竹﨑被告は2024年9月21日の午後1時前、高知東部自動車道を車線維持システムを起動させて走行中、対向車線にはみ出してワンボックスカーに正面衝突。
ワンボックスカーの後部座席に乗っていた大阪市の神農煌瑛ちゃんを死亡させるなどした過失運転致死傷の罪に問われています。
12日の初公判で竹﨑被告は「事故で死亡させたことは事実だが、事故の少し前から記憶がない」と述べました。
検察官は竹﨑被告が運転中にシートベルトを外して上着を着替え、助手席の下にあるサンダルに手を伸ばしたと、事故が起きた時の状況を説明しました。










