とさでん交通は11月1日からの路線バスと路面電車の運賃値上げを四国運輸局に申請しました。値上げ率は平均で路線バスが18.2%、路面電車が7.3%となっています。

とさでん交通は2014年の会社発足以来、消費税の引き上げによるものを除き、運賃を変更せずにサービスを提供してきました。しかし、物価上昇への対応や従業員の人材確保・処遇改善にかかる経費が増加していることから7月31日、四国運輸局に値上げを申請しました。

値上げは11月1日からで路線バスの値上げ率は平均で18.2%となっています。初乗り運賃が現行の140円または150円から160円に、市内均一運賃は現行の200円から240円となります。主要区間の片道運賃ははりまや橋~一宮バスターミナル間が300円から340円、はりまや橋~桂浜間が640円から730円となる予定です。

また、路面電車の値上げ率は平均で7.3%となっていて、市内均一運賃が現行の200円から230円となります。主要区間の片道運賃は高知駅前から後免町・伊野まで現行の480円から500円となる予定です。

市内均一区間の1か月通勤定期運賃は路線バスが8400円から1万80円に、路面電車が6110円から7180円となる予定です。

とさでん交通は「持続可能な公共交通と輸送の安全を確保するために運賃改定を申請した。利用客の皆さんにはご理解いただきたい」としています。