日本一の海事都市、愛媛県今治市で今年、環境にも働く人にも優しい“次世代の船”が造られました。開発したのは「未来につながる船を造りたい」と集まった有志たち。その思いに迫りました。
※船の内部などは画像で掲載しています

今治市吉海町にある山中造船で、今年5月、次世代型の貨物船が完成しました。それが「SIM―SHIP(シムシップ)」です。
この船を開発したのが、全国の海運や造船の会社など約50社が2020年に設立した「内航ミライ研究会」です。

内航ミライ研究会・曽我部公太専務理事
「地球温暖化であったり環境の変動であったりというのが世の中に現れてくるにあたって、船の世界も何かできることがあるんじゃないかと。一歩でも課題に対して解決できる船を造りたいということで、企画をしました」
約2年の歳月をかけて開発されたSIM―SHIPは、国内各地に貨物を運ぶ内航船で、地球にも船員にも優しいんです。
さっそく、船内へ潜入取材です。