愛媛県内で交通死亡事故が相次いでいることを受け、警察は愛媛県松山市内で対策を検討する会議を開き、移動式のオービス、速度違反自動取締装置を活用した取り締まりの強化などが確認されました。

県内で相次ぐ交通死亡事故の発生を受け、松山東警察署で開かれた会議には、県警本部長のほか、各警察署の交通課長などおよそ60人が参加しました

冒頭、山浦親一本部長は、子どもや高齢者が絡む交通事故を防ぐために、通学路の取り締まり強化などを呼び掛けました。

(愛媛県警 山浦親一 本部長)
「どんな対策が有効なのかあるいは同じ対策であってもどのように実施したら効果があるのかということをしっかり現場として知恵を絞って事態の改善を図ってもらえたら」

こちらは通学路や生活道路など限られた場所でも設置できる移動式のオービス、速度違反自動取締装置です。

今後、この移動式のオービスを活用した取り締まりを県内全域で積極的に実施する方針です。

県警によりますと、ことしに入ってからの交通事故による死者数は去年の同じ時期よりも7人多い25人に上っています。