愛媛県東温市内にある「オオノ開發」の廃棄物処理施設で作業中の男性2人が全身に大ヤケドを負い、その後死亡した事故で、松山労働基準監督署は25日、会社と担当課長の男性を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
事故は去年12月、オオノ開發の廃棄物処理施設「フレップとうおん」で、汚染された土を熱して無害化させる作業にあたっていた男性従業員2人が、土の熱を浴び大ヤケドを負い、今年1月に死亡したというものです。
労働安全衛生法で、高熱の物を多量に扱う所にはヤケドなどを防ぐ保護具を備えるよう定めていますが、「フレップとうおん」では備えていなかった疑いがあるとして、松山労働基準監督署は25日、会社と担当の土壌焼成課長の男性を書類送検しました。
労基署は認否を明らかにしていません。
一方、オオノ開發は「亡くなった従業員とその家族には大変、申し訳なく思います。再発防止の徹底に努めていきます」とコメントしています。