※この記事には性被害に関する記述がありますので、読まれる際はご注意ください

実の娘に対して性行為を繰り返したとして、不同意性交の罪に問われた父親の裁判。

そして犯行理由について聞かれた父親は「被害者からの『アプローチ』を受け、してはいけないと思いつつ『アプローチ』されて、自分の性欲と、徐々に罪悪感が薄れ、回数を重ねていってしまった」と証言した。

専門家の意見などを交えて検証を重ねた結果、性犯罪に手を染めてしまう加害者の誤りや、被害者が「泣き寝入り」をしてしまう心理などが見えてきた。

前編中編・後編のうち後編)

幼少期の体験が影響…誤った認識 適切なケア必要

犯罪心理学などに詳しい人間環境大学の藤代富広教授は、今回の事件の被害者に対しては、適正なケアが不可欠であると指摘した。