愛媛県松山市がJR松山駅前に整備する方針を示している集約型の公共交通ターミナル「バスタ」について、野志市長は5日の市議会一般質問で、30億~40億円の建設費を見込んでいることなどを明らかにしました。

野志市長
「これらバスとタクシーのロータリーや、待合所などの建設に必要な費用は、現段階で事業主体などが決まっておらず、市が先行事例などを参考に独自に試算した結果、概算で約30億円から40億円が見込まれます」

さらに年間維持費は2千万から3千万円を想定していることや、規模についても運行状況に応じたものにすると説明していました。

松山市のバスタ計画を巡っては、整備費の一部を負担する可能性のある県が採算性を懸念していますが、野志市長は、赤字が出た場合、県や交通事業者などに負担を求めず、松山市が責任をもって対応すると述べていました。