愛媛県松山市内の飲食店でテイクアウトしたサンドイッチを食べた19人が、発熱やおう吐などの症状を訴え、市の保健所は、食中毒と断定しました。

食中毒が発生したのは、松山市平井町のテイクアウト型の飲食店です。
市の保健所によりますと、今月20日、この店をグループで利用した客から「18日に食事した7人に発熱・吐き気などの症状があり、医療機関を受診したところ食中毒の可能性があると指摘された」といった内容の相談がありました。

保健所が調査を行ったところ、この7人のほか、サンドイッチを食べた12人からも同様の症状が確認されました。また、便から「サルモネラ属菌O9群」が検出されたことなどから、この店の食事が食中毒の原因と判断しました。

症状の出た男女19人のうち12人が病院を受診し、女性2人が入院したということですが、現在は、おおむね回復に向かっているということです。

市の保健所は、この店を今月25日から27日まで、3日間の営業停止処分としました。

今年に入り、松山市保健所管内でサルモネラ菌による食中毒の発生が確認されたのは今回が初めてということで、県内全域では3件目となります。