◇◇トラックなら片道3万円 10年で元取れる?
(大分県・佐藤樹一郎知事)
「私が大分市長時代もですね、一度知事にお時間いただきまして、こういう取り組みを検討したいというですね相談をさせていただいたことがあるんですけれども。今、大分と愛媛を結ぶですね、例えば国道九州フェリー、よりどんどんニーズが増えてきておりまして、今日もう乗ってきたんですけれども。車1台と、それから3人乗ってて往復2万4000円ぐらい費用です。トラックだと、片道だけで2万円以上払うんですけど、そういう料金で、そのままもし例えばトンネルを作ってですね、料金払っていただくということにすると、おそらく10年ぐらいでですね元が取れるというような、そういう風ないろんな研究を市長のときもやっていまして、県になりましてですね、またさらにいろんな視野を広げて検討しているところでございます」

◇◇距離14キロ 人流・物流増のほか防災にも活路
「ちょっとこういうパンフレットを。これですね『交通ネットワーク研究会』というのを作りましてですね、奥野先生といいます、国土審議会の会長さんに座長になってもらいまして検討したものを取りまとめたものでありますけれども、大分といいますか九州の方の視点から書いておりますけれども、この豊予海峡14キロですが、これを繋ぎますとですね非常ないろんな効果が期待されるという報告書を作ってもらいました」

◇◇陸路で繋がることの意義
「右の下にありますけれども、九州の方からしますと半導体とか自動車・農林水産物というのが非常に集積をですね続けておりますけれども、こういうものをさらに四国、そして本州へと繋げていく上でですね非常に効果が期待されるということと、それから交流の促進ということでですね、関門、九州に入るのは関門(海峡)が今、陸路で繋がってますけども、それに加えて、豊予海峡で繋がることによりまして、人流・物流が非常に増大をすると。それから災害に強いという意味です。これはまぁ九州の立場でありますけれども、片方、例えば、山陽新幹線とか山陽道ってよく寸断されますんで、災害でですね、そのときに四国経由で九州に入ってくるというルートってのは、災害に強いまち作りという意味で非常に効果があるんじゃないかという風なことでございます」