主戦の村上忍騎手はデビュー当初から手応えを感じていたといいます。

(村上忍騎手)
「もう最初からすごく良いものを感じてはいましたが、レースを使うごとに1戦ごとの成長をほんと1戦ごとに感じていますし」
デビュー戦は2023年6月にさかのぼります。
騎手が乗るだけの馬なりにも関わらず大差をつけて圧勝。

この圧勝劇を目の当たりにした陣営は、世代最強馬の称号を目指すことを決意しました。
フジユージーンは順調に同世代のライバルたちを下し、無傷の7連勝で岩手3歳クラシック路線の2冠目・東北優駿に出走。
スタートで出遅れてしまい逃げ馬にリードを許しますが、馬なりで先頭に立ちます。

(実況音声)
「400を通過、9番のフジユージーンですがまだ持ったまま。まだ持ったまま。村上忍はまったく動かずに4コーナーから直線コースへ。それでも差が開く」