全国的に水揚げが好調に推移していることから、全国さんま棒受網漁業協同組合=「全さんま」は、漁獲量調整のための24時間から48時間の休漁を決め、4日スタートさせました。
大船渡市魚市場では、4日も地元の大型船がサンマを水揚げしました。

通常であれば水揚げ後すぐに再び漁に出ますが、休漁が始まったため5日午前6時にならないと出港できません。
休漁は「全さんま」の3日の緊急理事会で決まったもので、4日水揚げした船は24時間、5日と6日水揚げする船は48時間の休漁となります。

8月の全国のサンマの水揚げ量は、2024年の8月の2倍ほどのおよそ5000トンに上っていて、北海道の花咲港では受け入れが可能な量を超えているといいます。

(買受人は)
「順調すぎるくらいで、本当にみんな喜んでるんじゃないですかね」

「全さんま」によりますと、漁獲量調整のための休漁の実施は、不漁が続いたこの10年ほどは無かったということで、9月いっぱい続く見込みです。