同じ海岸で連日発生した水難事故。
水難事故に詳しい長岡技術科学大学の犬飼准教授は、当日の波の状況に加え、地形的な特徴にも注目します。

長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授
「事故当日の波の状態を確認すると波の高さも0.6メートルとか、海水浴をするには少し高めだったのかと思います。一般的に砂浜海岸でこういうような波の状態ですと離岸流を含めた人を沖に流すような流れが発生していることが多いです」

「北側の弁天島のところで海岸に平行な波の流れを遮るような構造になっていて、そこで沖合に向かって強い流れが発生します。
そして南側には離岸堤、いわゆる波消しブロックがありますが、この離岸堤の先端部から時計回りに沖合に出ていくような「循環流」、これも離岸流の一種ですけど、発生するような地形となっています」