30日夜、日本海で遊漁船が航行不能になり、巡視艇と漁船が乗客らを救助しました。
境海上保安部によりますと、30日午後11時58分、島根県松江市美保関町の美保関灯台から南西約1キロの海上にいた遊漁船(4.9トン)から「定置網のロープにプロペラを巻き込み航行不能になった」と、通報がありました。
通報を受けた境海上保安部の巡視艇と、定置網を所有する漁船の2隻が現場に向かい、31日午前2時30分、乗客12人と船長1人の全員を漁船に収容しました。
けがをした人などはいませんでした。
遊漁船は夜釣りのため、30日午後に境港市中野地区船溜まりを出港し、釣りを終えて帰港中のところ、定置網に乗り上げ、プロペラにロープが巻き付き、航行不能になったということです。
遊漁船は31日午前10時現在も定置網に乗り上げていて、潜水士がロープの巻き付き状況などを確認し、後日、定置網から引き出す予定です。
境海上保安部が船長から事情を聴くなどして、事故の原因を調べています。