あれから1年以上…。
村上市は、専門機関による現地調査で安全性が確認できたとして、2023年10月1日に避難指示を解除しました。

仮設住宅での生活を続けてきた住民は、一部の人たちを除き、およそ1年2か月ぶりに我が家に戻ることができました。

【村上市 高橋邦芳市長】
「ようやく皆さんと共に復旧復興に向けての大きな一歩を踏み出すことができた」

村上市 高橋邦芳市長

そんな「復旧に向けての大きな一歩」を象徴する『収穫祭』が、10月22日に小岩内集落で開かれました。4年ぶりに開かれた集落の恒例行事です。

収穫祭では、男性が料理を作って集落の人をもてなすのが決まり。
それぞれこの日のために作ったオリジナルエプロンを腰に巻き、気合は十分です。

「会えない人に会えたりしているのが非常に嬉しいですね。本当にこの日が来るなんて思っていなかったです」
「最高ですよね、皆さんの笑顔がさ。特別ですよ今日は。去年あった災害を忘れるほどのおいしいお酒です」

収穫祭には全世帯が参加
土石流で自宅が流されて集落にまだ戻れない住民もいましたが、小さな集落には、久しぶりに笑顔が戻りました。

【集落に戻れない住民】
「やっぱり気持ちいいね、集落の人に会うと。気分的に和らぐっていうかね…」