現在も仮設住宅で生活をする松本安一郎さん(90歳)の自宅は、土石流に巻き込まれて大規模半壊となり、2022年12月に取り壊されました。

【松本安一郎さん】
「いやさみしいね、本当に、みんな帰っていくんだと思うと…。これから3軒になるんだからね」
仮設住宅で生活をしていた33世帯のうち、集落に戻ることができないのは松本さんを含む3世帯です。

「ここ2~3日で本当に静かになった、静かになるとさみしさを感じるね」
寂しさを抱える松本さんにとって『収穫祭』の存在は大きいものでした。

「うちに帰っても家はないんだけど、『収穫祭』良かったね。久しぶりにうちに帰ったような気がして、あれがあっただけで幸せだった。なければ、さみしさを感じるしね…」