2022年8月の集中豪雨で甚大な被害を受けた新潟県村上市の小岩内集落。
およそ1年2か月たった2023年10月になって、全世帯に出されていた避難指示がようやく解除されましたが、なお1か月が経っても戻ることのできない人がいます。

村上市小岩内集落に住む高野クミさん(77歳)は、およそ1年2か月ぶりに自宅に戻ったとき「やっぱり落ち着く」と感じたと言います。

「一時はどうなるかと思った本当に。避難区域になったからもう来れないのかなって思ったけど…」

2022年8月、新潟県内で夜遅くから降り続いた豪雨により、2431棟の住宅が被害に遭いました。小岩内集落では土石流が発生し、住宅6棟が全壊。

集落の全36世帯に避難指示が出され、住民は村上市内に設けられた仮設住宅での生活を余儀なくされました。