最初はかぐらスキー場のゲレンデの中を歩きます。
プロスノーボーダーでもある飯田さん。かぐらスキー場はパウダースノーが楽しめ、大好きな場所だとか。

朝方まで降り続いた雨で登山道は川のよう。こんな場所を歩くとき、気を付けてほしいことがあるといいます。

登山ガイド 飯田千香子さん
「『水がバチャバチャで歩きたくない』と登山道の脇を歩く方も多い。人が歩くと土が硬くなって、どんどん植物が無くなってしまう。登山靴は防水のものが多い。平らな登山道をジャブジャブ歩く方が安全なので、ぜひ登山道を歩いてほしい」

登山客
「鹿児島からです。山が好きで、涼しくてちょうどいいです」

登山口から2時間。
標高およそ1800mの中ノ芝はすっかり色づいていました。
赤く色づくのはナナカマド。

登山ガイド 飯田千香子さん
「ナナカマドは“7回かまどに入れても燃え残る”といわれ、燃えにくい枝。なので、ナナカマドと呼ばれている。寒暖差が大きいので、紅葉がきれいに出ている」

人気の百名山で、この日は平日にもかかわらず、たくさんの登山者が訪れていました。
神楽ケ峰からは一旦100mほど下ります。

残りはあと少し。
およそ200m、とにかく急な坂を登れば山頂に到達です。

―何かありますか?
「ヒカリゴケっぽいのがある」

岩の隙間をのぞいてみると…
「めっちゃきれい… ボワァと光っています」 

登山ガイド 飯田千香子さん
「ここは雲がかかりやすく、いつも湿っている場所。コケが生活しやすい」