新潟県胎内市の29歳男性
「人に伝える方法が自分の中では大事だなと思うので、ものの伝え方とか、わかりやすい説明の技術とか、そのあたりを特に見たりしていますね」

男性は新たな事業の立ち上げを目指す起業家を育てるイベントの運営メンバーで、互尊文庫のすぐ隣の会議室で仲間と打ち合わせを行っていました。

「自分の考えている図書館のイメージは“何もしゃべらない”。お話し厳禁のところをイメージするんですけど、ここは逆におしゃべりしてOKというのが新しいなと思います」

午後2時。カメラは再び3階のメインフロアへ。

長岡市の40代男性
「ゆったりしていて…探検するように回れるなと」

男性のお目当ては『旅』の本。でも、旅行先を探しているのではありません。春に訪れた思い出の地を、本を開いて振り返っていたのだそうです。

「フィンランドに。今流行りなので、サウナを体験してきました。この本で紹介されていた小さななんてことない食堂に、これを見て行ったので…」

フィンランドは子どもの留学先だそうで、本を手に取るだけで、旅先で食べた料理の味やにおい…楽しかった現地の思い出が鮮明に蘇ってくるようです。