新潟県長岡市で初めての公立図書館『互尊文庫(ごそんぶんこ)』は、皆さんご存じでしょうか?

ゆったり流れる思い思いの時間と空間が人々を惹きつける、1世紀以上の歴史を持った“新たな図書館のカタチ”を追いました。

新潟県長岡市のまちなかにそびえ立つ『米百俵プレイス ミライエ長岡』。その西館に入るのが、公立図書館の『互尊文庫』です。

三連休最終日の9月18日午前8時。
この日も開館を前に、職員が利用者を迎える準備を始めます。

ミライエの3階と5階に2か月前に移転しオープンしたばかりの互尊文庫には、真新しい木の香りに包まれたモダンな空間が広がっています。

互尊文庫 統括責任者 丸濵晃一さん
「特にきょうは週末なので、家族連れも多い。子どもが走って回っている風景、それを見られるのが僕は朝、楽しみ」

午前9時。
互尊文庫の開館まで、あと30分なのですが…続々と利用者がやって来ました。

お目当ては、テーブル席。
熱心にペンを握る高校生は午前9時前から待機していたそうで、さっそくお気に入りの机を確保していました。