アルビレックス新潟のサポーターとして20年、全力で応援してきた永井竜太さん。新潟県聖籠町のアルビレッジで、その時を待ちます。
【早川史哉選手】
「こんにちは!」
【永井竜太さん】
「本当にきょうはこういった時間をつくっていただき、ありがとうございます。まだやっぱり緊張しています」
永井さん、早川選手へのお礼の言葉を手紙に綴ってきました。
「あの時、手術に対して不安がなかったと言えばウソになります。ただ、当時早川選手がSNSやブログを通し、ご自身のことを発信されていたのを拝見し、自分が誰かの助けになれるなら、という気持ちで骨髄提供することに決めました」

「早川選手が勇気をもって病気のことを発表していなければ、何も行動していなかったはずです。この経験があったからこそ、普通の生活をし健康の身体で生きられる、これがどんなに幸せでどんなにありがたいことなのかを感じています。こんな私でも誰かの命を救う経験をさせてくれたこと、そのきっかけを作ってくれたことにお礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました」

「これからも早川選手を、アルビレックス新潟を、全力で応援します」
【早川史哉選手】
「こうやって一人の方が勇気をもって、ドナー登録やそういう優しさを周りにつなげてくれるというのを、僕自身の活動を通して行ってくださったというのは、僕自身、本当に今まで取り組んできて良かったなと思いますし、ぜひこれからも、一緒になって頑張っていければいいのかなと思っているので、改めてですけど本当にありがとうございます」
永井さんの勇気がつないだ、優しさあふれる命のバトン。

【永井竜太さん】
「自分のやったことというのは、今回に関しては早川選手が公表していなければというところがあったので、やっぱりその気持ち、思いを全部伝えられてよかったです」
早川選手とボールを蹴り合う永井さん…。
「言葉にならない!いや、もうめっちゃ楽しいです!」
【早川史哉選手】
「まさかこういうつながりで、骨髄バンクとかに登録してもらって、実際に提供してもらったという…。やってくださった方と、こうやってボールを蹴られるというのはものすごくうれしいと思います」
【永井竜太さん】
「今の早川選手の夢って何ですか?」
【早川史哉選手】
「やはり今『J1昇格』というのが僕にとっての一番の夢ですし、それはチームにとっても、またサポーターにとっても夢だと思うので、やはりこの“昇格”を今シーズン、しっかりとみんなで一丸となって達成していきたいなと思っています」

ずっと応援してきた早川選手との出会い。永井さんにとってもかけがえのないひと時となったようです。
【永井竜太さん】
「いい意味でも悪い意味でも、自分のやったことが全て返ってくると思うんですけど、こうやって自分が誰かのためにしたということが、他の方々に広がればいいなということと、これからの人生、きょうのことを忘れないで、明日からまた頑張っていこうと思います」