2022年8月の豪雨で大きな被害を受け、現在でも“分散保育”を続けている新潟県村上市の保育園でも「卒園式」が行われました。


元気よく園歌を歌う『あらかわ保育園』の49人の園児たちですが、28日午前に行われた卒園式の会場は、保育園ではなく近くの公民館でした。


集中豪雨により、園舎の床上まで浸水するなどの被害を受けた『あらかわ保育園』。年長組の園児は全員同じ保育園に通っていますが、保育園では今でも「分散保育」を余儀なくされています。

【園児】
「先生と離れるのが寂しい」
「小学生になったら、ちゃんと座ってお勉強したい」

水害の影響で行事などでの不自由もありましたが、それでもたくましく成長した園児たちは、笑顔で今日の卒園式を迎えました。

【保護者】
「先生たちが温かく見守ってくれて…。場所は違ってもいろいろな行事ができて、子どもたちも本当に喜んでいて、とても良かった」

あらかわ保育園は、今年7月に完全復旧する予定です。