
【池内委員長】「県の態度は一方的に説明をする上から説明するだけだから、私としては双方向の意見交換を行った上で、県民の要望を報告書に反映していくということを今求めているわけです。それは決定的に違うことですね」

ただ県はあくまで「検証が終了した後の開催」を考えています。

「検証総括委員会で検証結果が取りまとめられた後、県において結果について広く情報共有し、評価を頂くことを考えている」
またもう一つが検証総括委員会が「総括する範囲」です。県は総括は3つの検証に限ると考えています。しかし、池内委員長は技術委員会が同時に行っている「柏崎刈羽原発の安全対策の確認」や「東京電力の適格性の議論」も総括したいと考えています。

「技術委員会の適格性の議論となると東電の技術的力量はどうかと、技術の側面に限られる。適格性の問題っていうことを通じて、東電という企業体のね。本質みたいなものをあぶり出したいと」

これに対し県は、「検証総括委員会の運営要綱にある任務ではない」としています。

運営要綱では検証総括委員会の任務は「総括」としていてその対象は「3つの検証」と書かれています。

一方で「総括」という2文字の意味とは何なのか。