日本の南で熱帯低気圧が発生し、今後24時間以内に台風となる見込みです。一方、日本付近は高気圧に覆われ、晴れる所が多くなる見込みですが、前線などの影響で、南西諸島などでは雨となりそうです。

気象庁によりますと、熱帯低気圧は4日午前9時現在、カロリン諸島付近にあって時速15キロで西に進んでいるとみられます。中心気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。

熱帯低気圧はこの後、5日午前9時には台風に変わる見込みで、発達しながら北西に進むものとみられます。9日午前9時にはフィリピンの東の会場に進み、暴風域を伴う見込みで、最大瞬間風速は45メートルと予想されています。
現在は日本から離れていますが、今後の情報に注意してください。

4日の日本付近は高気圧に覆われて、晴れるところが多く、日中の最高気温は福岡20℃、大阪19℃、東京などで17℃となっています。今週は広く穏やかな天気となりそうです。

一方、気象庁によりますと、沖縄などでは前線や湿った空気の影響を受けて曇りや雨となり、1時間に30ミリの激しい雨が降るところもある見込みです。沖縄では5日、雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼び掛けています。

その後は前線や低気圧の影響を受けて、太平洋側で雨となるところもありそうです。

16日間天気予報や今後の雨と風のシミュレーションを見ると、9日(日)ごろは全国的に雨となりそうです。今後の気象情報に注意してお過ごしください。