新潟市を拠点に「世界への発信」を掲げて活動するNoism。2004年の設立以来、11か国22都市で公演をしてきました。

しかし、ここ数年は新型ウイルスや国際情勢を背景に、海外からの公演依頼を受けることができず、海外公演は2019年のロシア・モスクワ以来です。

Noism国際活動部門芸術監督 井関佐和子さん
「言語を用いると、どうしてもその意味をとらえがちだし、でも(ダンスは)そこにある「身体」しかなくて。それこそ“世界共通言語”なのだろうと思う。だから昔から踊りは世界中にあるわけで」

そして迎えた公演の日。ロビーには当日券を買い求める長い列ができていました。チケットはほぼ完売。いよいよNoismの舞台が始まります。

金森穣さん
―芸術の力とは?
「国境を無効化するもの、やすやすと飛び越えるもの。民族・文化・宗教、それらを超越したものを探求する営みを芸術っていうんじゃないの」