新潟県内の“特殊詐欺被害”が急増
新潟県内では警察官などをかたり、不安をあおったうえ、金銭を騙し取る特殊詐欺事件が相次いでいます。
今年1月から7月末までの新潟県内の特殊詐欺事件の被害額は、前の年から44件増えて142件。被害額は5億6146万円で、前の年よりも2億2000万円余り増加しています。
このうち、警察官などをかたったオレオレ詐欺の被害額は4億5768万円で、前年から3億6574万円増えています。
“ニセ警察官”による特殊詐欺被害を防ぐために…
警察は被害防止のため、以下の点に注意してほしいとしています。
・警察や検察がSNSや通信アプリを使って相手とやり取りすることは絶対にありません。また、ビデオ通話などで取り調べをすることは絶対にありません。
・警察や検察が「差押許可状や逮捕状が出ている」などと電話で話すことは絶対にありません。また、警察が「逮捕状」や「供述調書」などの画像を送ることは絶対にありません。
・警察や検察が「誓約書」などをSNSでやり取りすることは絶対にありません
・「新しい口座に資金を移してほしい」「事件に関わっていないことを証明するためにお金を振り込んで欲しい」などと「お金の話」が出たら詐欺を疑って、警察に相談してください。また、警察が金銭を要求することは絶対にありません。
・警察官を名乗るものから電話で捜査対象になっていると言われた場合は、詐欺を疑い、電話を切って最寄りの警察署に相談してください
また警察は、『+(プラス)』から始まる国際電話からの特殊詐欺被害が急増していることから、海外の方と電話する必要がない方は、国際電話の利用休止手続きをしてほしいとしています。