新潟市中央区の信濃川河口近くにある『万代テラス』が、2026年春から新たに生まれ変わります。サウナ施設やドッグランなどの開業が計画されています。

2日には清掃活動が行われました。
清掃機器大手の“ケルヒャー”が、世界90カ所で実施しているプロジェクトで、「美しい景観を取り戻す」ことを目的に行われています。

新潟県燕市に本社を置くコンプレッサメーカー「AIRMAN」の発電機を使い、高圧洗浄機で5時間かけてタイルを重点的に清掃しました。

来春の万代テラスリニューアルについて、地域の“にぎわいづくり”などを展開している会社「ピーエイインカネイト新潟」の莨谷大取締役は、こう話しています。

「新潟の人が、自分の口から『新潟っていいところだよ。こんなところがあるよ』って言う“きっかけ”になる場所をつくっていければ」

現在は、バーベキューができる施設や飲食テナントが入っている『万代テラス』。
来春のリニューアルでは、新たにサウナ施設やドッグラン施設などが開業し、さらに2028年には、飲食店などおよそ20店舗が入る施設をオープンする予定です。
そのほか、子どもが遊べる水場や砂場も整備し、イベントも定期的に行うということです。

信濃川に架かる萬代橋下流の右岸域に広がる県有地の『万代テラス』は、新潟県がピーエイに貸し付けていますが、この場所がさらに盛り上がることについては、県の担当者も期待を寄せています。

【新潟県港湾振興課 児玉尚之主任】
「県有地を貸し付けることで、県へ貸付料も入ってきますし維持管理費も削減できるというところに、さらに“にぎわい”もつくってもらえるメリットは大きい」

【ピーエイインカネイト新潟 莨谷大取締役】
「地域の人向けの施設なのか、観光向けの施設なのか、とよく聞かれるんですけど、この場所は“混ざる”ことに意味があると思っている」

「新潟県外から来た人が新潟の人の魅力に触れて、一緒にここから古町や駅前に飲みに行こうよ!みたいなことが起こるような場所になってくれたらいいなと」

2026春から新施設がオープンする新たな『万代テラス』は、2028年の全面開業を予定し、総事業費は非公表ですが2027年をめどに黒字化を目指すということです。