「全然楽です。全然楽です」

もし用水路で流されても対岸から斜めにロープが張られている場合には、水の流れに身を任せることで水路の登り口まで辿り着き、ステップを上り脱出できました。

【水難学会理事 斎藤秀俊 長岡技術科学大学大学院教授】
「今後この“ロープを斜めに張る方法”を提案していく。この方がより生還につながるという結論に至っていけば、今度は国全体にこの対策が普及していく」
新潟県内では2018年に上越市で3歳の男の子が誤って用水路に転落して死亡する事故が起きているほか、2024年には全国で100人が用水路への転落により死亡または行方不明になっているということです。

斎藤秀俊教授はあわせて、転落防止用の『ネット』などの必要性も訴えています。
「まずは転落の“防止策”をしっかりとること。そして万が一用水路に落ちても、できるだけ早く上陸できるように。この2点で、より命を守る方向にいける」

実際に用水路に入って得た今回の結果は、今後各地で行われる安全対策研修会などに活用されるということです。










