「子ども睡眠健診プロジェクト」の調査によりますと、小学6年生で推奨されている『9時間から12時間の睡眠』を取れている児童はわずか5%で、『8時間から10時間の睡眠』が取れている中学3年生は12%、高校3年生は5%でした。ほぼ全年代でこうした傾向です。

子どもの心の発達や健康を中心に診療する長岡赤十字病院の田中篤医師は、子どもの睡眠不足の背景について「やっぱりスマホ、あるいはタブレット、携帯ゲーム機などの影響で、子どもの睡眠時間がかなり短くなってきているのは間違いないんじゃないかな」と指摘します。

また子どもの睡眠時間の減少は、大人の生活習慣が影響している場合もあるということです。

長岡赤十字病院 田中篤医師

長岡赤十字病院 田中篤医師
「大人と子どもの睡眠を調査すると、ある程度相関があって、親が遅く寝れば子どももどうしても遅く寝ちゃうとか、大人の影響は結構あると思います」