あれから28年。
16日から議論が始まる県民投票について、笹口さんは「実施すべき」だと断言します。

【旧巻町長 笹口孝明さん】
「たとえ国策だからと言っても自分たちの生命・健康・財産に関わることは自分たちが考えていい。『国策だから黙れ』『あなたたちの意見はいらないよ』と言う人は民主的な議論、考え方を停止させる」
人口3万人の町で実現した住民投票は、原発との向き合い方を今に問いかけます。

【旧巻町長 笹口孝明さん】
「テーマは再稼働するかしないか、その中間なんてない。主権者である県民の意思を確認して、県民の意思に従って結論を出すべき」
〈横山風花記者〉
笹口さんは「もし、議会で再稼働を決めたとして、万が一、原発事故が起きた時に知事も県議も責任を取れない。唯一、責任を持てるのは県民自身」だとしていて、再稼働に賛成でも反対でも「県民の意思に従って決めることが大切」と話していたのが印象的でした。