J1最下位、J2降格。かつてない暗闇に包まれたアルビレックス新潟の監督を任されたのは、船越優蔵。かつて新潟でFWとしてプレーした男だった。

「ポゼッション率は高いのに勝てない」という矛盾を抱えたまま終えた2025シーズン。新たに監督に就任した船越優蔵が掲げた再建の鍵は、華麗なパスワークではなく、「相手よりユニフォームを汚す」ことだった。

次期社長の野澤洋輔、強化本部長の寺川能人という“20年前の戦友たち”と共に挑む、原点回帰への道。そのビジョンの全貌とは…

(前編『「敵に回すと怖かった」J2降格・アルビレックス新潟の新指揮官 船越優蔵 “20年前の戦友”が託す再建への道』から続く)