バスの運転手不足は、都市部のバス運行にも大きな影響を及ぼしています。

3月の初めに新潟交通は、新潟市の路線バスの春のダイヤ改正について関係者に説明しました。

【新潟交通乗合バス部 渡辺健部長】
「郊外の距離を短縮する形で、バスのネットワークの“本数”は何とか維持させ…」

そこで示されたのは一部の路線の“ルート短縮”です。
短縮されるのは大形線や松浜線などで、例えば万代シテイ発の大形線では、折り返し地点が現在の豊栄駅前から9.3kmも手前の一日市に変更となります。

【新潟交通乗合バス部 渡辺健部長】
「運転手不足がなかなか改善できていない状況…」

新潟交通は2024年度に13人の運転手を採用しましたが、一方で年度末までに23人が退職。円滑なバス運行のためには、運転手が13人も足りていない状況です。

「運転手の充足率が改善されずに、さらに悪化するとことが想定されれば、ダイヤ改正時期である11月や3月以外での“改正”にも踏み切らざるを得ない」